混合ワクチンって必要なの?
犬のウイルス・細菌感染症には、
- 発症すると有効な治療方法がない病気
- 死亡率が高い病気
- 人にうつる病気
などがあり、それらに対しては予防することが大切です。
予防方法としてはワクチンが最も有効で、多くの感染症を予防する事が出来ます。
はじめてのワクチンでは確実な免疫をつくるのに複数回の注射が必要です。(最新の研究では生後16週以降に最後の接種をすることが推奨されています)
その後は、1 年に1 回の追加接種が必要です。
混合ワクチンの種類と予防できる病気
当院では、ノビバックの5種混合ワクチン(DHPPI)とノビバックの7種混合ワクチン(DHPPI+L)の2種類をご用意しております。
病気名 | 症状や感染経路 | ノビバック7種混合(DHPPI+L) | ノビバック5種混合(DHPPI) |
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犬ジステンバー | ● | ● | |
犬パルボウィルス感染症 | ● | ● | |
犬パラインフルエンザウィルス感染症 | ● | ● | |
犬伝染性喉頭気管炎 | ● | ● | |
犬伝染性肝炎 | ● | ● | |
犬レプトスピラ感染症カニコーラ型 | ● | X | |
犬レプトスピラ感染症イクテロヘモラジー型 | ● | X |
犬レプトスピラ症は家畜伝染病予防法の届出対象疾患です。
混合ワクチン接種後の注意事項
注射後は激しい運動を避け、シャンプーは1日程度避けて下さい。
ワクチン接種時に接種反応がでることがあります。大きな反応の発症率は約数万頭に1頭といわれていますが、顔や眼が腫れるアレルギー反応などがみられましたら、すぐにご来院下さい。
一番恐ろしい接種反応は、アナフィラキシーといい、激しいアレルギー反応です。注射後1時間以内に発症する事が多いので、接種直後はよく様子を観察してください。アナフィラキシーは直ちに治療を開始する必要があります。発症率は非常に稀ですので、過剰にご心配されない方が良いでしょう。
ワクチンに関するお悩みや、接種後の症状に関するご相談がある方は、当院にお問い合わせください。
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犬の混合ワクチンに関するQ&A
ワクチンにより予防できる病気の中には、成犬には害が少なくても、子犬の場合は死のリスクもある病気が存在します。子犬であってもワクチンの接種をおすすめします。
子犬の場合は、生後1カ月~3カ月の間に3回とその後は1年に1回の接種が必要です。
成犬・成猫の場合は、1年に1回の接種が必要です。
個体により副作用が現れる場合もあります。万が一のことを考え、ワクチン接種は午前中に受けることをおすすめします。
子犬の場合は、最後のワクチン接種が終わってから2週間以上は散歩やトリミングを控えましょう。成犬の場合は、短時間の散歩であれば問題ありませんが、激しい運動は避けてください。
接種後、1日程度はシャンプーは控えるようにしてください。
ワクチン証明書を紛失してしまった場合は、当院までご連絡ください。再発行には手数料がかかる場合もございます。詳しくは、電話番号:0120(04)7777までお問い合わせください。